べっぴんさん12月・つまらない理由~「間違い探し」レベル

2017年11月5日

朝ドラ「べっぴんさん」が12月に入ってからというもの、あまりにもつまらなくて(というか不快な気分になるので)、とうとう12月19日からの週(第12週)から見るのをやめてしまった。

[kijinai]

「つまらない研究」はしない

はじめは「つまらない研究」のために見続けようかとも思ったけど、毎日15分、1週間で1時間半の時間をそんなことのために費やすのはちょっと・・・と思い、「捨てる」ことにした。

人生、捨てることで得られるものもあるって話を聞いたばかりだったもので(笑)。

夫のウジウジキャラ

前2作(あさが来た、とと姉ちゃん)と比べて、主人公がおとなしいキャラなのは悪くないと思ったけど、夫(紀夫)がウジウジ・・・。

このウジウジのお陰で何かが成り立っているわけでもなければ、このウジウジをコントラストとした光り輝く何かがあるわけでもなく、さりとて、このウジウジにユーモラスな部分があるわけでもないという・・・

酒に酔ってはぶっ倒れ、緊張してはぶっ倒れ・・・

そして、酔いつぶれて誰かに担いでもらって家まで送られるというシーンを「またか」というほどに見せられる。

そのくせ、一方で強圧的とくれば、いい加減、妻が何らかの反抗的アクションを取りそうなものだけど、そういうわけでもなく、夫婦そろってひたすらウジウジを続ける・・・

お姉ちゃんまでウジウジ

そして、よく分からないのが、お姉ちゃん・ゆりまでが、なぜかウジウジし始めたこと。

ついこないだまで、「大急百貨店で洋裁教室を開いたらどうだろ?」なんて目を輝かせてアイデアを出していた人が、突如として「潔さんは働いている私が好きなのね・・・」とウジウジし始める・・・

いずれ、「良妻賢母」タイプの女性に変貌させていくつもりなんでしょうけど、ウジウジしなくたっていいと思うんですけどね・・・

[kijinai]

意地悪キャラがいい人キャラに変貌

そうかと思ったら、ネチネチ系の近江の人たちが、「いい人キャラ」に大変身。

そして、近江では居心地が悪いはずの五十八が、何の衝突もないままに居心地良さそうに収まっているという・・・

劇中で、登場人物のスタンスが変わるのは大いに結構なことだけど、「あれ? なんでこうなっちゃったの???」が度重なると、まったく感情移入ができず「見ているのは時間の無駄」という気になってくる。

病弱キャラが元気キャラに変貌

極めつけは君枝。

君枝は病弱ゆえに、時間限定の勤務をしていたはず。

それがいつの間にやら、馬力十分の働く女性に変貌。

ハードワークする君枝を、夫が強くたしなめるでもなく、周りの誰かが心配するでもなく、「そういうもの」として何事もなく過ぎて行く・・・

子供のセリフにも違和感

あと、すみれと紀夫の関係がギクシャクしていることの表現として(?)、子供・さくらの「お父さんはお母さんのどこが好きなの? お母さんはお父さんのどこが好きなの?」みたいなセリフが飛び出したりした。

あまりにも不自然で、違和感しか残らなかった。

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すみれがキアリスを辞めるのも簡単すぎ

紀夫が帰還した直後、すみれが仕事をすることに反対していたところ、すみれが「キアリスこそが私の人生」みたいなことを言って、それを紀夫は理解したからこそ前に進んで行かれたはず。

それが、すみれが多忙でぶっ倒れたら「キアリスやめる」になり、紀夫はそれに対して「よしよし」で済ませてしまう・・・

自分の真ん中にあるものって、こんな簡単じゃないでしょう。

あさイチオープニングを見れば一目瞭然

「あさが来た」、「とと姉ちゃん」の時は、必ずと言っていいほど、「あさイチ」は朝ドラの話題から始まっていました。

「有働さんが涙を枯らして泣きじゃくるんじゃないか?」と心配になることも度々。

でも、最近のあさイチは、あまり朝ドラには触れてませんよね?

心に響いてこない

何て言うか、まるで心に響いてこないんですよね・・・

笑うでもなく、感動するでもなく、ただフワーっと15分が流れる感じで・・・

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離脱する人続出

とと姉ちゃんでは、ネガティブな意見を毎日ツイートする「熱狂的アンチ」もいたけど、「べっぴんさん」ではそういう人も少なく・・・

これでも20%の視聴率があるというのは、「習慣」のせいかと思われますが、年が明け、人々の気分が変わった時にもこれを維持できるのでしょうかね・・・

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